第2章:ハウスメーカー・工務店・設計事務所との付き合い方
住宅を造る上で造り方がさまざまあることを皆さまは知っているでしょうか。
まず、思いつくのは住宅展示場に行ってみよう。というのが一番初めに考えることだと思います。
そこに展示しているのはハウスメーカーという大手企業から色々な企業が展示場に建設して
実大のモデルハウスを展示しています。
それ以外に建設会社という名のもと、ゼネコンという呼び方をされますが、
ゼネラルコンストラクション(総合建設業)が行うこともあります。
大手、準大手、中堅、などの上場企業から地元などの中小企業まであります。
規模が小さくなると工務店という言い方に変わります。
地元に根差した経営を主として活動している企業です。
更に小さい規模で展開しているのが、大工という職種、職能があります。
全てはひとが作るものですから、最後は人間が携わって完成しているという産業です。
また、設計事務所、建築家、建築士などが関与した形で建設会社や工務店、
大工などを支持した形で作る形もあります。
様々な方法がある中で、どのような方法がよいかを選び出す必要があるのです。
数十年前は大工に直接頼むという施主と大工という関係で作り上げることが
多かったとおもいます。
発注者(施主)と受注者(大工)関係はシンプルでありました。
しかしシンプルであるが故、良い部分と悪い部分があったと思います。
近年ではその反省も含め、システム的に建設を捕え、生産管理的な配慮をする上で品質の向上
に努めたのが工法としてさまざまなものが生まれました。
結果、標準化、システム化を逸早く生み出した形がハウスメーカーという
形を生み出したと思います。
しかし、自動車産業と違い、ロボット化が難しい建設産業は未だ、人間が関与して
作り出すものであります。
その部分の管理や対応によってさまざまな品質となり、最悪はクレームとなることも否めません。
技術、品質、方法論、保障、メンテナンス、価格などの検討項目を洗い出すことで各社の
良い部分、改善する部分が見えてきます。
そのような洗い出し作業をマトリックスという方法で○×△で表すと自分に合った方法
や会社が見つけられるでしょう。